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よくある「ブロック注射」

◆腰痛、坐骨神経痛に行われるブロック注射注射

坐骨神経痛に行われる神経ブロックには、主に4つに分類されます。
どの注射をすべきかは、痛みの部位、強さと、患者さんへの負担(注射そのものの痛み)とを照らし合わせた上で決めます。基本的には少しでも痛くない方法から始めていきますが、効果が不十分な場合には、注射の種類を変える必要があります。痛みの発信源(例:左第5腰神経 図中)に的を絞れば絞るだけ(局所選択性を高めるだけ)、痛み止め効果が期待できます。

ブロック種類 3.腰仙骨神経叢(ようせんこつしんけいそう)ブロック 2.硬膜外(こうまくがい)ブロック 1.仙骨(せんこつ)ブロック 4.神経根(しんけいこん)ブロック

 注意 上記の表現はあくまでも目安です。患者さんの個人差、設備、医師の技量の違いにより、本来明確に比較できないものをあえて表現したものです。

腰の注射

表にカーソルを合わせると説明が変わります

当院だからできる治療法があります! 痛みの原因は?詳しくはこちらから!

首の注射

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肩の注射

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どんなときに役立つの? Q&Aはこちら

下肢の注射

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1.仙骨ブロック正式名称:仙骨裂孔硬膜外ブロック

・処置室で行います。
・うつ伏せ(もしくは横向き)で、おしりのつけねへ注射します。
・脊柱管(脊椎神経)の中を、下(尾骨部)から上(腰椎部)へ向けて薬液を注入します。
・注入部からヘルニア(痛みの発信源)までの距離が長い(5〜6cm)ため、
 薬液の必要量が多くなります。(15〜20cc)
・俗に言う"ぶっとくて痛い注射"で、注射のときに中〜強度の痛みが伴います。
・特別な装置、技術は必要としないため、比較的容易に行えることが利点です。

仙骨ブロック正式名称:仙骨裂孔硬膜外ブロック
仙骨ブロック正式名称:仙骨裂孔硬膜外ブロック

2.腰部硬膜外ブロック

・腰椎と腰椎の"すきま"に注射します。
ペインクリニックでもっとも頻繁に行われているブロック注射です。
・一般の整形外科では、あまりおこなっていません
・仙骨ブロックと比べて、注射自体の痛みがほとんどないことが利点です。
・仙骨ブロックと同様もしくはそれ以上の"痛み止め効果"が期待できます。
・まれに"くも膜下ブロック"になることがあり、通常の30分安静に加え、
1〜2時間の追加安静が必要になります。また翌日頭痛がおこることがあります。
・薬液の拡がる硬膜外くうの形状によっては"痛み止め効果"が不十分になります。
(巨大ヘルニアや強度の狭窄症がある場合では、薬液が患部の反対側や上下へ流れてしまう為)
・処置室でおこなう"盲目的な手法"とレントゲン室でおこなうの"透視下による手法"がありますが、
基本的には同じ注射です。

2.腰部硬膜外ブロック

処置室でおこなう 盲目的な手法

指先の感覚のみをたよりに、腰椎のすきまに針先を進めていきます。

指先の感覚のみをたよりに、腰椎の
すきまに針先を進めていきます。

処置室のベッド上で横向きになり、
"茹でたエビ"のようにできるだけ背中
を丸くします。
注射は2〜3分で終了します。
そのベットでそのまま横向きで30分お
休みしていただきます。

レントゲン室でおこなうの 透視下による手法

指先の感覚と画像確認の両方で針先を進めていきます。

指先の感覚と画像確認の両方で針先
を進めていきます。

レントゲン台の上でうつ伏せになり、
腰椎を透視して行います。
盲目的手法と同じ部位に注射しますが、
視覚的サポートがある分、短時間かつ
正確におこなえることが優れています。
注射後、安静室で30分お休み頂きます。

透視下で行うメリットとは 

多くのペインクリニックでは、硬膜外ブロック注射を行う際「透視下」ではなく、
処置室で盲目的に行います。
それをあえて「透視下」で行うことで、以下のような利点が生まれます。
1.注射する場所を細かく設定できる
2.太っている、骨が変形している、背中を丸くできない、など、注射が難しい
 患者さんにも速やかに対応できる

3.補助的な注射(椎間関節、仙腸関節ブロックなど)が追加できる
そのため当院では、必要に応じて硬膜外ブロックも「透視下」で行っています。



透視下で行うメリットとは

実際の透視下硬膜外ブロックの画像
ヘルニアが右側にあるので、中央より
やや右側を狙っています。

3.神経叢ブロック

・硬膜外ブロックと神経根ブロックの中間的な役割をします。
レントゲン透視やエコーなど特殊な機械を使っておこないます。
・注射の照準は"神経そう"(腰骨の神経枝同士が合流して"神経の束"になった部分)です。
大腰筋筋溝ブロック(神経枝を選択しない)ともいいます。
 当院では主に神経枝を選択する無痛性の神経根ブロック様式でおこないます。
硬膜外ブロックよりも照準(対象の神経枝)が特定できる点が優れています。
・神経根ブロックのように直接神経に注射するわけではないので、注射の痛みは比較的軽いです。
・バイアスピリン、ワーファリンなど"血液さらさらの薬"を服用中でも行えます
(内服中だと硬膜外血腫のリスクがあるため、硬膜外ブロックはできません)

腰神経叢(そう)ブロック

針とその先に紡錘状に写っているのが造影剤です。
腰の筋肉と筋肉の隙間(筋溝といいます)に神経そうが
納まっているスペースがあり、それを造影した図です。
この隙間に針先を固定し、神経そうに沿ってヘルニア部
分まで局所麻酔剤を浸透させます。

腰神経叢(そう)ブロック

仙骨神経叢(そう)ブロック

坐骨神経は腰骨からでた神経が梨状筋(おしりの奥深い
部位)を通過し、脚まで続きます。
その梨状筋を通過する前の神経の束が仙骨神経そうで、
そこに注射します。
L5/S1のヘルニアで障害を受けるS1の治療に有効です。

仙骨神経叢(そう)ブロック

4.神経根ブロック

・腰椎から左右1本ずつ神経の枝がでています。その根っこ部分を1本だけ選択して注射します。
・針先の照準は皮膚からかなり深い場所にあるため、レントゲン透視下でおこなう必要があります。
・"痛い注射"のため、他の注射(硬膜外ブロックなど)が効かない場合におこないます。
・当院では比較的痛みが少ない"無痛法"でおこないます。無痛法といっても多少の痛みは伴います。
・脊椎手術を受ける前に、問題のある部位を特定するための検査としても役立ちます。

左L5神経根ブロック

左L5神経根ブロック

4.神経根ブロック
右S1神経根ブロック

右S1神経根ブロック

駅からの看板

駅からの看板
神経ブロック注射とは、一般に局所麻酔薬等を用いて痛みの原因となる部位に直接注射することです。
一概に神経ブロック注射といっても実に様々な方法があり、同じ病名でも人によって必要なブロック注射は異なります。
硬膜外(こうまくがい)ブロック、仙骨(せんこつ)ブロック、トリガーポイントブロック、星状神経節(せいじょうしんけいせつ)ブロックなど、処置室で行う神経ブロック注射が一般的ですが、当院では特殊レントゲン装置を使った透視下神経ブロック注射の神経根ブロック、腰神経叢ブロックなども積極的に行っています。
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