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2019年09月09日

神経ブロックの効果や続けるべき回数などよくある質問まとめ

 

今回は、神経ブロックの効果の持続時間や続けてみるべき回数など、患者さんからよく聞かれる質問についてまとめてました。

皆さんの治療の参考になれば幸いです。

 

Q.神経ブロックは何回ぐらい続ける必要がありますか?

患者さん一人ひとりによって違いますが、2~7回ぐらい続けるケースが多いです。

実際に注射をしてみないとわからないこともありますが、当院では初期の腰椎椎間板ヘルニアの場合、神経ブロックは5回までを目安にした治療計画を立てています。

なぜなら5回注射して効果がない場合は、100回注射をしても効果がない場合が多いからです。
 神経ブロックで痛みが治まらないようなら、治療方針を変更すべき可能性があります。
ただし、症状が安定していない場合などは神経ブロックを続けざるを得ないケースもあります。

Q.神経ブロックの効果はどのくらい持続しますか?

効果の持続期間は、患者さん一人ひとりの状況によっても違います。

数時間の場合もあれば、数ヶ月以上続く場合もあります。
多くの場合、治療の開始が早く軽症の場合は、注射の効果の持続時間が長く、再び注射が必要になる回数も少なくてすむ傾向にあり、逆に治療の開始が遅く、重症化している場合ほど、持続時間が短く、回数が多くなる傾向にあるようです。

また、神経ブロックの持続時間は、注射の回数を重ねるたびに伸びていく傾向があります。
「理想的な効果持続時間」がどの程度はあえて定めるとすれば「1週間」程度であろうと思います。
それが「数日間」しか得られていない場合、現在の神経ブロックではなく、他の神経ブロックや治療法に変更すべきかもしれません。

Q.痛み止めの効果は麻酔薬が効いているときだけ?

違います。
確かに局所麻酔薬の有効時間は、わずか数時間ですが、麻酔薬が切れた後も、痛みは抑えられます。

「痛みの悪循環」を断ち切るなどの表現がよく使われますが、痛みによって筋肉が緊張し、患部の血行が悪化することで、痛みの元となる物質が患部にとどまるとともに、血行が悪くなることで傷の治りを遅くしてしまいます。
そしてさらにひどい痛みを抱えることとなり、痛みの悪循環が続いてゆくこととなります。

別の例えを使うと、神経ブロックというのは要は「パソコンの調子が悪いときに再起動をかけて動作を安定させる」ようなものです。

脳へ送る痛みの興奮をいったんシャットダウンさせ、痛みを取り巻く環境をクールダウンさせます。 すると麻酔から覚めた(再起動した)後も、「痛みによって興奮していた以前の状態」よりも「安定した環境」になるようです。 

また、神経ブロックには自律神経の失調(血行が悪い、足先が冷えるなど)を正常化させる作用があるため、局所麻酔薬が切れた後も痛みを減らす効果が継続するものと考えられています。

 

 

 

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